連合広島ニュース

「原爆ドーム世界遺産登録記念集会」を開催~「核兵器の廃絶」と「世界の恒久平和実現」に向けて

原爆ドームのユネスコ世界遺産登録から22周年を迎えるにあたり、連合広島も加盟する核兵器廃絶広島平和連絡会議は、12月7日(金)に91名の参加のもと「原爆ドーム世界遺産登録集会」を開催しました。

冒頭、連合広島・久光会長が構成団体を代表して挨拶に立ち、「核兵器をめぐっては、2017年に国連で「核兵器禁止条約」が採択されて以降、史上初の米朝首脳会談が行われ「朝鮮半島の非核化」の糸口が見えつつある。その一方で、唯一の戦争被爆国である日本政府は「核兵器禁止条約」に反対し続けており、また、国際社会の動きに逆行する米国の臨界前核実験の実施表明や、INFからの離脱表明など、「核兵器の廃絶」「世界の恒久平和」の実現を大きく揺るがす事象も起きている。そして今もなお、世界には依然として約1万数千発もの核弾頭が現存し、人類は核兵器の脅威にさらされ続けている。被爆者の皆さんは、唯一の戦争被爆国として、日本政府は速やかに「核兵器禁止条約」に署名、批准し、核兵器のない世界をつくる先頭に立つよう強く求めている。私たちは、広島・長崎の被爆者の皆さんと手を携え、物言わぬ原爆ドームに代わり、核兵器廃絶を世界各国へ訴えるとともに、次の世代につなげて行こう。悲願である「核兵器廃絶」と「世界の恒久平和実現」を、「原爆ドーム」とともに誓いあおう。」と述べました。 その後、主催12団体の代表者による献花・献水、集会アピールの採択、参加者全員による献花などを行い、本年の集会を終了しました。